蔭凉寺の山門には、桃の形をした巴蓋(ともえぶた)が乗っている。桃は古来より魔除けの意味を持つためだ。偶然だが、岡山の名産である桃と重なるのが面白い。現在の桃巴蓋は30年ほど前に作り直したものだが、もともと乗っていた約400年前の桃巴蓋も保管されており、境内に入ればそちらも鑑賞することができる。(U)