自由工場

平成5年末から平成7年春までの1年半、市役所分庁舎の建設の為に立ち退き/解体が決まった「大供ビル」を利用したオルタナティブ・アートスペースが美術家・建築家・市民・学生らにより自主運営されていました。

自由工場跡(市役所分庁舎)自由工場跡(市役所分庁舎)

このビルの提供者は牛窓に本社がある日本オリーブ株式会社会長の服部恒雄氏で、国内最初と言われる「国際芸術祭」を私財を投じて開催されていた方です。

当時の話を、今や世界の一線で活躍される作家さんから聞いたのが最初でした。錚々たるメンバーが手弁当で日本中から駆けつけていたそうです。井上明彦さんの「自由工場」のウェブサイトで詳細が記録されていますので、ぜひ。『ぴあ関西版』美術欄での連載コラムも掲載されています。

こうして活動をきちんとアーカイブし、広く公開して下さっている井上明彦さんに感謝です。こうした活動が記録され次の世代にリレーされていくことは貴重で大事なことだと思います。

自由工場

(桑田)

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